私はそれまで普通に公立高校に通い、普通の成績を収め、普通に円滑な人間関係を築いていました。しかしそんなある日突然、私の高校生活は進路指導がはじまる事で一度は中退という終わりを迎えました。
生れてくる周りとの差
全く進路の事を考えた事がなかった、聞いた事がなかったと言えば嘘になります。まだ早い、慌てるような時期じゃないと何となく先送りにしていたのも事実です。強いて言うなら何か絵を描く仕事がしたいと考えていたくらいです。私が進路指導で本当に行きたい訳でもない大学について煮え切らない応対をしている間に、いつの間にか私の周りは志望校を決め、勉強に邁進していました。同じ部活の周囲にどうしてその大学に行きたいのかと聞くと、誰も彼もが口をそろえて「何処でもいいから行っておかないと」と返す事にもやもやした感情を覚えました。
高校中退とその後
気がついたら私は高校を中退していました。本当はもっと色々な事があったような気がしますが、周りとも段々上手くいかなくなっていったし、先生には過度なプレッシャーをかけられて、親に私がしたいのはこんな事じゃないと打ち明けてからは直ぐだった気がします。通信制の学校や専門学校などを紹介してもらい、思い切って高校を中退しました。おすすめ記事・・・高校中退から北海道芸術高等学校
最初こそ漠然と絵を描く仕事がしたいぐらいの気持ちでしたが、今では一生懸命イラストレイターを目指しています。