年配の方や古い考えの方は、高校中退を「悪いこと」としてしまう傾向にあります。しかし、それは間違いです。中学受験で入学した高校が本当に自分の適性にあっているかどうかは、入学してみないことにはわかりません。最近の高校では、夏休みの期間や土日などを利用して、中学生やその保護者を対象とした高校見学会(オープンスクール)などがあり、高校の雰囲気などが少しだけ感じ取ることはできます。しかし、実際には入学してみないとわからないものです。自分の適性にあわなければ、高校中退も一つの方法でしょう。仮に高校中退をした場合、基本的には将来のことを考え高校を卒業しておくことが望ましいです。その場合、通信制高校、定時制高校や高卒認定試験を受けて、高校の卒業資格を取るなど方法はいろいろとあります。高校中退したからといって、落ち込む必要はありません。高校を卒業する方法は、多くあるのです。そして、もう一度自分の進路や将来を見直して前向きに一歩一歩進むことが大切です。