高校生の頃、つまらないからという理由で高校中退した友人がいた。
私も勉強は好きではなかったので中退したかったが、辞めた後のことを考えると不安で、勇気がなかったので羨ましかった。結局私は惰性で通っていたので、若い貴重な時間を無駄にしているようだった。ただ、私の場合は通い続けて正解だった。友人も出来たしそれなりに楽しい学園生活だったからだ。私には子供がいるが、将来子供が望むなら高校中退してもいいと思っている。ただそれには条件がある。
それは明確にやりたい目標が見えている場合である。仕事に繋がらなくても趣味でも何でもいい。夢中になれる好きなものがあるなら没頭していい。遊びという感覚で培われた趣味は何よりも強みになる。ただ、本当に遊んでいるだけでは駄目である。
辞める際、明確な目標を掲げさせる。例えば漫画家になりたいというなら、一作でもいいので作品を完成させ投稿するということをさせる。自由だとダラダラ過ごしてしまうから、高校中退した先の目標は必ず必要だ。私は高校時代明確にやりたいことも見つからず、何もなかったからこそ大学へ進んだ。そして今でも何がしたいのか分かっていないところがある。
思い切って高校中退し、夢を見つけ目標に向かって楽しめる方は幸せ者である。