私は小さい頃から人付き合いが得意では無く、進級する度に「今度こそ変わろう」と意気込んでは見るのですが、結局空回りして孤立していました。
それだけで無く私はどうしても挙動不審になりがちで、それが原因でクラスメイトからキモいと言われ、笑われる事もしばしばあって、そういう事が地味に辛くて、高校に入って前期の内に中退しました。
出来るだけ人と話さないと、コミュニティ力って身に付かないと思うんですけど、自分があまりにも傷付きやすいからか、勇気が持てませんでした。
とりあえず家にただいるだけじゃ親にも迷惑をかけますし、日雇い派遣の仕事を週に三日くらいは入れていたんですが、その仕事で一緒になった子達とは、喋りが不自然ながらも何とか話す事が出来ました。
今思えば十代半ばの子なんて私くらいだったし、周りは必然的に年上になりますから、その分大目に見られていたのかもしれません。
そこで何とかコミュニティ力がちょっとずつ付いてきたなと感じて、次に接客業をやろうとスーパーのレジ係を担当しました。
しかし接客業は流石に自分にはハードすぎて、向かないなと思って辞めてしまったんですが、それでも半年は続いたので、高校生活よりも長い事に自分でもビックリしたくらいで、それなりに人と話せる様にはなったんだとは思います。
それから色んな仕事を経験し、何だかんだ出会いもあって、こんな私でも結婚をする事が出来ました。
高校中退の女なんて相手の両親が認めてくれるかなぁと不安だったんですが、旦那のお母さんも私と同じだったんで、その問題は解決し、今は幸せな新婚生活を送っています。